4月も10日を過ぎ、施設は一気に春らしくなり、屋外で観察できる植物も増えてきました。
自然の家の桜も見事に満開となり、あたたかな春の陽気を感じます。

 

敷地内を散策すると、満開の桜に目が留まりがちですが、その陰できれいな花が咲いているのを見つけました。

この花は「カタクリ」といって、片栗粉の原材料に使われている植物なんです。
きれいな薄紫色の花をつけるのですが、朝に光を浴びると花びらが反り返り、夕方になると閉じていくという面白い動きをします。

また、花が咲いている時期が非常に短く、海外では「森の妖精」(スプリング・エフェメラル)とも呼ばれているそうです。(エフェメラル=はかない命)
足元に視線を落とすと初めて見つけられる植物もあって、それをゆっくりと観察して歩くのも楽しいですね。