11月8~9日に、自然観察会「ビワマスの遡上と産卵の観察ツアー」を実施しました。
ビワマスは、サケ科に属する淡水魚であり、びわ湖のみに生息する固有種です。
サケと同様、川に遡上し産卵します。
川底で孵化したビワマスは一定期間を川で過ごした後、びわ湖に降り、2~5年ほど湖を回遊します。
成熟した個体は、秋を迎えるころ川に遡上し、産卵後その一生を終えます。
観察会当日も多くの遡上がみられました。
魚が盛んに産卵床を掘る様子や、メスをめぐるオスの追い払い行動、産卵後の亡骸などを観察しました。
北日本や北海道ではよく見られる光景ですが、ここ近畿でサケ科魚類の産卵が見られることを知っている人は多くありません。
晩御飯は皆で自炊です。
各家族ごとかまどで炊飯し、キノコのホイル焼きと燻製、酒粕汁をいただきました。
観察会の合間に採集したムカゴを入れて炊いたご飯がとても美味でした。
ご参加ありがとうございました。
来年となりますが、次回の自然観察会は4月に予定しております。
テーマは山菜です。
ご参加をお待ちしてます!









