事務所の窓を開けておくと涼しい風が通り抜けて、とても気持ちが良いです。
施設のすぐ近くを流れる石田川を覗くと、堰に向かってジャンプする黒い影が見えます。
近づいてみてみると群れで泳ぐ魚が見えました。
タモや網を使って捕まえようとしたものの上手くはいかず、その影に翻弄されてしまいます。
手前に動きの鈍い魚が見えたのでつかんでみるとおとなしく捕まってくれました。
黒い影の正体はアユでした。
アユの子は琵琶湖である程度まで成長した後に川を遡上し、環境が整った縄張りで大きくなってから下流で産卵してその一生を終えるようです。
体はぬるぬるしていて、スイカやキュウリのような独特のにおいがしました。
このにおいの特徴から香魚(こうぎょ)と呼ばれることもあるそうです。
川にはアユのような魚以外にも石の裏に隠れた生き物たちがいるので、観察してみると面白い発見がありそうですね。