梅雨が明けて、空には入道雲が漂い、汗が止まらないほどの暑い季節になりましたね。
館内を歩いていると、入り込んでしまったトンボを見つけました。
体は淡い水色で、大きさは7cmほどの「シオカラトンボ」です。
トンボは人気が高い虫のひとつですが、みなさんはトンボの視力について考えたことはありますか?
トンボには大きな目が二つあるように見えますが、これは「複眼」といって、たくさんの小さな「単眼」が集まって出来ているのです。
その数なんと一万個以上。
でも、どうしてこんなにたくさんの目が必要なのでしょうか?
トンボは飛びながら空中の小さな虫を捕まえて食べますが、その虫を捕まえやすいようにたくさんの目で見ているんですね。
しかも、少し首を動かすだけで360°見渡すことが可能で、獲物がどんな風に動くのか予測して動いているそうです。驚きですよね。
だから虫取り網で捕まえるのは難しいかも知れません。
トンボに遊ばれているような気持ちになった人も多いのではないでしょうか?
暑くなったと同時にたくさんの昆虫が顔を見せるようになってきました。熱中症には十分に気を付けて観察してみてくださいね!