次年度に向けて、自然に関するクイズラリー形式のハイキングコースを作成中です。
吟味している問題の中から、みなさんに出題しますね。
では、問題です。
【自然の中で、方角を知るには何を見るといいかな?】
①木の根元
②雲
③アナログ時計
④切り株
正解は・・・
①・②・③を選んだみなさん!おめでとうございます。
①木の根元
木の根元や岩、倒木についているコケに注目してみましょう。
コケは日の当たりにくい北側につきやすいので、おおよそですが北の方角が分かります。
(もくもくの里でも、ある程度開けた場所に生えている木には北側にコケがついていました)
②雲
日本の空は、ほとんど1年中強い西風が吹いています。
雲も西から東へと流れていくことが多いので、雲が向かってくる方向が西の可能性が高いですね。
(残念ながら今日の雲は北西から流れてきていましたが、9月頃はほとんど西から流れてきていました)
③時計
太陽が出ていて、アナログの腕時計があることが条件ですが、腕時計を水平に持ちながら時針を太陽の方向に向けると分かります。
12時の方向と、時針が指している方向の丁度真ん中が南になります。
(腕時計がなかったので壁時計で代用しましたが、1番確実にわかりそうでした。ちなみに今回の場合、南の方角は11時方向と12時方向の間くらいになります)
④切り株
年輪の幅が広くなっているのが南側…だと長く言われてきたので、これを選んだ方もいらっしゃるのでは。
しかし「樹幹や土地の傾きなどによって変わってくるもので、年輪の幅は方角関係なく樹木それぞれである」というのが現在の通説のようです。
(この木は、東側が広くなっていますね)
もちろん、①②③も絶対!ということはありません。
北側の斜面では木の南側にコケがついていたり、時期によって雲が来る方向が違ったり。
時計を使う場合は、明石から離れるほど誤差が生じるとも言われています。
樹木や空、腕時計など複合的に見て判断するのがよさそうです。
ともあれ「天気の変わり方」など、実用的なことって意外と小学生の時に習っていたのですね。
4月には完成予定ですので、楽しみにお待ちください!