モリアオガエルの産卵でにぎわっているすいすい池ですが、水中の植物に目をやると・・・
アカハライモリの卵を見つけました。後肢(こうし=うしろあし)を使って折り曲げた植物の葉に、寒天質に包まれた4㎜ほどの卵が産みつけられています。
卵からかえったばかりの幼生にはエラがついていて、ウーパールーパーのようです。
繁殖期のオスの尾には青白の婚姻色が現れています。
アカハライモリは長命な両生類として知られており、自然下で10数年、飼育環境下では25年以上生きた記録があります。
10年以上もの間、イモリにとって快適な環境を整え続け、最期まで飼育することはとても大変なことです。
容易に飼育できると考えている方はご一考ください。
また、捕まえたイモリやカエル・魚などを、観察容器に入れたたま日中に放置しておくと、日光による水温の上昇によりたちまち命をおとしてしまいます。
観察が終わったら、早く池に戻してあげましょう。
本館の水槽では、石田川や琵琶湖で採集した水生生物を飼育しています。
興味のある方は、ぜひご覧になってください。